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作成日:2008年10月31日_記事番号:T00011285
華碩ノートPC、Q4出荷目標を下方修正
華碩電脳(ASUS)の沈振来執行長は30日、第4四半期のノートパソコン(ノートPC)出荷目標を、従来の170万~190万台から、第3四半期と同程度の160万~180万台に下方修正したことを明らかにした。売り上げの50%を占める欧州市場で、不況による代理店の経営難やユーロなど通貨の下落が業績に大きく影響するとみている。31日付経済日報などが伝えた。
第4四半期の目標を下方修正したことで、2008年通年でも、当初の660万台から下方修正後の目標600万台も達成は厳しくなるとみられる。
沈執行長はまた、来年のノートPCと低価格ノートパソコン(ネットブック)を合わせた出荷目標、2,000万台を下方修正するという見通しを示した。蘋果日報の試算では、成長率とシェアから1,300万~1,500万台程度になるとしている。同社では12月の世界業務会議の後に来年目標を決定するとしている。
華碩の第3四半期の売上高は前年比34.8%増の782億5,900台湾元(約2,338億円)だったが、純利益は前年同期比14.2%減の63億8,000万元にとどまった。1~9月の純利益は前年比マイナス8.4%で192億5,400万元だった。