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傾中懸念に馬総統、「主権は一歩も譲らない」


ニュース 政治 作成日:2008年11月3日_記事番号:T00011292

傾中懸念に馬総統、「主権は一歩も譲らない」

 
 中台公式協議での陳雲林・海峡両岸関係協会(海協会)会長の来台を機に野党民進党が抗議活動を計画していることについて馬英九総統は1日、聯合報のインタビューで、「中華民国の総統として、中華民国の主権と人民の利益を守ることについては一歩も譲らない」と語り、「中国傾斜」への懸念払拭(ふっしょく)に努めた。その上で民進党の批判に対し、「どこが台湾の矮小化で売国行為なのか具体的な証拠を示してほしい」と反論した。2日付聯合報が報じた。

 今回の協議に関しては、「政治的な問題には触れない」と改めて指摘し、「食品問題以外の3項目(航空直航、海運直航、直接郵便)はすべて民進党時代に基礎を作ったもので、広い意味で民進党と国民党の共同作業だ」と民進党の貢献を強調した。

 馬総統はまた、「政治的に敏感な問題に触れない限り、中国企業による商業広告の台湾メディア掲載を開放することは合理的な流れ」と語り、両岸人民関係条例の改正に着手する考えを明確にした。その上で、「同条例は成立後既に16年が経過しており、中台関係には条例が想定していない構造的な変化が生じている」と改正の必要性を語った。