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エイサー新クロームブック発売、AI搭載で2.2万元(トップニュース)/台湾


ニュース 電子 作成日:2023年12月26日_記事番号:T00112953

エイサー新クロームブック発売、AI搭載で2.2万元(トップニュース)/台湾

 パソコン大手、宏碁(エイサー)は25日、人工知能(AI)駆動のグーグルとアドビのソフトウエアが使用できる、グーグルのOS(基本ソフト)「クロームOS」搭載の法人(ビジネス)向けノートPC「エイサークロームブックプラス514」を発売した。価格は2万1900台湾元(約10万円)。エイサーは14日、インテルの中央演算処理装置(CPU)「コア・ウルトラ」を搭載したAI搭載ノートPC「Swift Go 14」シリーズ機種を3万4900元から発売しており、2024年の「AI搭載PC元年」を前に、早くもラインアップを取り揃えた。26日付経済日報が報じた。

/date/2023/12/26/00chrome_514_2.jpgエイサー クロームブックプラス514(エイサーリリースより)

 エイサーは、クロームブックプラス514ではアドビの画像編集ソフト、フォトショップや、アドビの生成AI、ファイアフライ(Firefly)を搭載したオンラインデザイン作成ソフトのアドビエクスプレスなどが快適に使用できると説明した。

 このほか光が少ない所でのビデオ通話の画質を調整する「エイサーTNR(テンポラルノイズリダクション)」や、バックグラウンドノイズを低減する「エイサー ピュリファイドボイス」などエイサー独自のAIソリューションを搭載している。

 グーグルが10月に発表したクロームブックプラスは、クロームブックのハイエンド製品。エイサー クロームブックプラス514は、昨年のモデルと比べ、処理速度とメモリー、ストレージ容量が2倍に増加した。

 米半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の「ライゼン5 7520C」を搭載している。

27年には搭載率6割へ

 AI搭載PCの定義は明確に定まっていないが、業界では現在インテルのコア・ウルトラを搭載した製品が一般的に「AI搭載PC」と認識されている。AI処理を高速化し、CPU処理を省エネ化できる、NPU(ニューラルネットワーク・プロセッシング・ユニット)技術を使用しているためだ。

 エイサーが14日、コア・ウルトラ搭載の「Swift Go 14」シリーズを発売したほか、ASUSは同日、微星科技(マイクロスター・インターナショナル、MSI)も15日にコア・ウルトラ搭載のノートPCを発売した。

/date/2023/12/26/00acer_chen_2.jpgエイサーの陳俊聖(ジェイソン・チェン)董事長は20日、AI搭載PCを出荷しているところで、24年第1四半期(1〜3月)まで受注見通しが立っていると語った(20日=中央社)

 PC大手は24年を「AI搭載PC元年」と位置付け、24年下半期(7~12月)にAI搭載PCへの買い替えが進むと予想している。25年には新製品の3割、27年には6割にAI機能が搭載される見通しだ。

 

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