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台塑のベトナム鉄鋼投資、設備コスト3割減も


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年11月3日_記事番号:T00011305

台塑のベトナム鉄鋼投資、設備コスト3割減も

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)がベトナム北中部ハティン省で進めている大型製鉄所の建設計画で、設備投資コストが金融危機の影響によって30%程度低下する見通しだ。3日付蘋果日報が報じた。

 同グループ幹部によると、金融危機によって既存の受注をキャンセルされた海外設備メーカーが、台プラにこうした設備を調達する考えはないか打診してきているという。このためこの幹部は、「コストの30%引き下げは困難ではない」と語っている。

 なお、製鉄所の建設予定地には約1,000世帯の住民が居住しているが、ベトナム政府による補償金支払いに問題が生じたため立ち退きが進んでおらず、台プラ側が正式に用地を取得できるのは早くても1年後の見通しとなった。

 しかし、台プラでは世界的な不景気の影響で東南アジア市場の鉄鋼需要も当面鈍化するとみており、建設スケジュールの遅延はかえってプラスとみている。