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スーパーや量販店の年越し冷食、600元でインフレ対抗【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 商業・サービス 作成日:2024年1月4日_記事番号:T00113065

スーパーや量販店の年越し冷食、600元でインフレ対抗【図表】(トップニュース)/台湾

 スーパーマーケットや量販店は、春節(旧正月、2024年は2月10日)前日の除夕(大みそか)夜に家族がそろって食べる年菜(年越し料理、日本のおせち料理に当たる)の冷凍食品の販売に力を入れている。インフレで外食や持ち帰り・テイクアウト価格が10%以上上昇する中、スーパーマーケット最大手、全聯福利中心(PXマート)は、599台湾元(約2800円)の仏跳牆(つぼ入りスープ)や、6品で2000元足らずの年菜セットなど、お手頃価格の134品を取り揃えた。期間中の売上高は前年比10%増、100億元を上回ると見込む。4日付工商時報などが報じた。

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 全聯は早くも昨年10月から年菜の予約受付を開始し、売上高は前年同期比60%増加した。

 売れ筋は、10〜12人分の年菜セット「京老舗十全十美団円年菜組」だ。▽干し貝柱やアワビ入りの仏跳牆、▽サクラエビ入りの米糕(もち米を蒸した料理)、▽腿庫(豚の後ろ足の肉を煮込んだ料理)、▽朝鮮ニンジンと鶏のスープ──など10品で2899元。

 全聯はこのほか、▽麻油鶏(鶏肉をごま油で炒めてから米酒で煮込んだスープ)、▽仏跳牆、▽羊肉炉(羊肉の鍋料理)──など134品を349〜599元の手頃な価格で販売している。

 全聯が22年に買収した量販店大手、大潤発(RTマート)も昨年11月24日から、150品以上の年菜を販売している。

 大潤発は、年菜セットと単品の売上高は1000万元を超え、前年同期比10%近く増加したと説明した。期間中の売上高は前年比20%増加すると予想した。

有名レストランとコラボ

 統一集団が買収した家楽福(カルフール)は、小籠包(ショーロンポー)の有名店、鼎泰豊(ディンタイフォン)をはじめ、ミシュランの星獲得レストランや、手ごろな価格のお薦め店「ビブグルマン」と提携した約20品や、人気アニメ、ONE PIECE(ワンピース)とのコラボ年菜など、量販店とスーパーで、200品以上の冷凍年菜を取り扱う。売上高は5〜10%増が目標だ。

 

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