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24年エコカー販売14万台へ、シェア30%台も【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2024年1月5日_記事番号:T00113090

24年エコカー販売14万台へ、シェア30%台も【図表】(トップニュース)/台湾

 電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)など電動車・エコカー(中国語は新エネルギー車、NEV)の2023年新車登録台数は前年比34.3%増の12万5331台で過去最高を更新し、市場シェアは26.3%に上昇した。新車4台に1台がエコカーだった。業界関係者は、24年は14万台、シェアは30%台の大台に乗ると見込んでいる。5日付工商時報が報じた。

/date/2024/01/05/00n7_2.jpgラクスジェンn7販売価格は109万9000台湾元(約510万円)からに引き上げられた(ラクスジェンリリースより)

 エコカーのうち、EVの23年新車登録台数は53.9%増の2万5489台で、シェア5.3%だった。24年のEV新車登録台数は前年比37.1%増え、3万5000台の予測で、シェアは7.5%に上昇する見通しだ。

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ラクスジェン、下半期に新モデル

 自動車大手、裕隆集団の自社ブランド、納智捷汽車(ラクスジェン・モーター)は今月から、台湾初の純電動自動車(BEV)、「ラクスジェンn7」の納車を開始する。ラクスジェンn7は昨年、個人と法人を合わせて1万台の購入申し込みがあり、今年上半期(1〜6月)に納車を完了する目標だ。

 ラクスジェンは現在、唯一の台湾生産EVブランドで、下半期(7〜12月)に新モデルを発表する計画だ。24年の販売目標は1万5000台で、EV市場シェア首位をうかがう。

 韓国の現代自動車(ヒョンデ・モーター)傘下の起亜自動車(KIA)が昨年12月に発表した「EV9」は3月から納車を開始する予定だ。

 このほか24年に▽フォルクスワーゲン(VW)の「ID.4」、「ID.5」、▽裕隆日産汽車の「アリア」、▽VWグループのシュコダの「エンヤック」、▽ヒョンデの「コナEV」、▽BMWの「iX2」、「i5ツーリング」──などが発売される見通しだ。

 中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)は英MG車の販売が好調で、24年に台湾で初めてEVを発売すると予想されている。昨年10月に台湾でEVハッチバック「MG4」の走行テストを行っていたとされる。

HEV、エコカーの主流に

 HEVの23年新車登録台数は前年比30%増の9万9842台、シェアは21%だった。

 業界関係者は、HEVは、温室効果ガス(GHG)排出量削減と、長距離走行への安心感を兼ね備え、エコカーの主流になっていると指摘した。世界的なエコカーシフトの中、補助金政策の効果で買い替えが進んだと分析した。

 トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は、トヨタ「プリウス」や、レクサスのスポーツ用多目的車(SUV)「RX」、「NX」のHEVモデルなど、HEVの23年新車登録台数が4万1700台以上だった。

 和泰汽車は昨年12月末に輸入高級ハイブリッドSUV「レクサスLBX」を発表した。24年もHEVを発売する計画で、HEVの販売台数は増加する見込みだ。

 

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