ニュース 政治 作成日:2024年1月14日_記事番号:T00113238
4年に一度の総統選挙の投開票が13日に行われ、与党民進党の頼清徳氏(64歳)が558万6019票(得票率40.05%)を獲得し、野党の国民党と台湾民衆党の2人の候補を破って当選した。1996年に総統の直接選挙が始まって以来、初めて同じ政党が3期続けて政権を担うこととなった。投票率は71.86%で前回の20年を3.04ポイント下回った。一方、同日行われた立法委員(国会議員に相当)選挙では、民進党は定数113のうち51議席と、単独過半数を維持できず、国民党に続く第2党に転落した。頼氏は中国問題を筆頭に、難しい政権運営が迫られる。
民進党の正副総統候補の頼清徳(左)・蕭美琴(右)ペアは13日夜、勝利を宣言し、支持者に謝意を述べた(13日=中央社)
中央選挙委員会(中選会)によると、民進党の正副総統候補の頼清徳・蕭美琴ペアの得票数は558万6019票(得票率40.05%)で、国民党の侯友宜・趙少康ペアの467万1021票(33.49%)、台湾民衆党の柯文哲・呉欣盈ペアの369万466票(26.46%)を上回った。前回20年の民進党の蔡英文・頼清徳ペアの817万票(57.13%)には届かなかった。
総統選挙の有権者数は1954万8531人で、投票者数は1404万8310人だった。好天に恵まれたが、投票率は71.86%で、歴年の総統選挙では、16年の66.27%に続く、2番目の低水準だった。
総統と副総統は5月20日に就任する。任期は4年間で、再選は2期8年まで。
少数与党に
立法委員の獲得議席は、▽国民党、52議席(15議席増)、▽民進党、51議席(11議席減)、▽台湾民衆党、8議席(3議席増)、▽無所属、2議席(3議席減)──だった。国民党と民進党の2大政党はいずれも、単独過半数の57議席に届かず、第2野党の台湾民衆党が立法院のキャスティングボートを握ることとなった。
時代力量(3議席減)や台湾基進、親民党などの政党は、今回ゼロ議席だった。
立法委員の任期は2月1日から4年間。
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