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台湾中油と台塑、石化原料を割引


ニュース 石油・化学 作成日:2008年11月4日_記事番号:T00011334

台湾中油と台塑、石化原料を割引

 
 台湾中油と台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は、景気低迷で川下の石油化学メーカーが受注を確保できない事態に陥っていることを受け、相次いで10月分までさかのぼってエチレン、プロピレンの出荷価格を契約価格から最大25%割り引く異例の措置を取った。4日付経済日報が伝えた。

 台湾中油は10月のエチレン契約価格を当初の1トン当たり1,200米ドルから同910米ドルへと25%引き下げた。台塑石化もプロピレンを同850ドル、エチレンを同950ドルに引き下げた。

 台塑石化はさらに、11月分のポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン、ポリエチレンの域内向け出荷価格を1キログラム当たり6.7~12.8台湾元(約20.1~38.4円)引き下げた。下げ幅は20%に達する。

 台塑石化は第3オレフィンプラントの定期点検を11月中旬まで実施しているが、需要低迷を受け、操業再開の再延期を迫られる可能性もある。