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1月新車販売29%増加、紅海危機で輸入車遅れ【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2024年2月2日_記事番号:T00113608

1月新車販売29%増加、紅海危機で輸入車遅れ【図表】(トップニュース)/台湾

 1月の新車登録台数は前月比3.8%増、前年同月比28.8%増の4万4821台で、従来予測の4万7000台を下回った。イエメンの反政府勢力フーシ派による紅海での船舶への攻撃(いわゆる紅海危機)で物流が混乱し、輸入車の到着が一部遅れた。2日付経済日報などが報じた。

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 トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は、総統選挙後に予想していた購買意欲の大幅な高まりはみられないが、新車購入の注文は安定しており、今後の市況を楽観していると説明した。

タウンエース、過去最高

 和泰汽車の1月新車登録台数は前月比4.8%増、前年同月比13.7%増の1万5357台(トヨタとレクサス)だった。市場シェアは34.3%に拡大した。

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 車種別の首位は、台湾生産スポーツ用多目的車(SUV)「カローラクロス」の3170台だった。2位は台湾生産小型商用車「タウンエース」で、前年同月比26.7%増の2038台と、過去最高を更新した。

MGとヒョンデ躍進

 2位の中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)は前月比17.7%増、前年同月比90%増の6057台(CMC、MG、三菱含む)だった。うち英MGは2278台で、前月比37.7%増加、前年同月比の3.3倍となり、過去最高だった。

 3位の台湾本田(ホンダ台湾)は3325台で前月比6.0%減少、前年同月比95.7%増加した。

 4位のメルセデス・ベンツは3225台で、前月比99.1%増加、前年同月比28.5%増加した。

 5位は韓国の現代自動車(ヒョンデ・モーター)の台湾総代理店、南陽実業で、前月比95.0%増、前年同月比67.1%増加の2736台で、過去最高だった。

輸入車シェア、42.6%に下落

 輸入車の1月の新車登録台数は1万9079台で、前月比4.4%減少、前年同月比24.3%増加した。新車登録台数全体に占める割合は42.6%と、前月比3.6ポイント下落した。

 電気自動車(EV)世界最大手、テスラの新車登録台数はわずか12台だった。

 ある自動車メーカーは、これまでに注文があった輸入車の納車がほぼ終わった上、物流の混乱で輸入車の到着が減少したためと分析した。

 和泰汽車は、春節(旧正月、2024年は2月10日)連休があるため、2月の新車登録台数は前年同月比27%減の2万4000台と予測した。トヨタとレクサスは計8700台で、市場シェア36%の目標だ。

 

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