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中台間の直接送金、郵便為替が先行スタート


ニュース 金融 作成日:2008年11月5日_記事番号:T00011361

中台間の直接送金、郵便為替が先行スタート

 
 中台公式協議での合意文書調印を受け、中台間の直接送金をまず郵便局同士で開始すると交通部が4日発表した。年内とみられる実施によって、第三地の外資系銀行経由で送金を行う必要がなくなり、送金日数は1日短縮される見通しだ。5日付蘋果日報が報じた。
 
 交通部によると、現在中華郵政から中国への送金はシティバンク経由で3日以上かかっていたが、今後は2日以内でできるようになる。また、手数料も現行の400~500台湾元(約1,200~1,500円)から20~30%引き下げとなる予定だ。1回当たりの送金可能額は最高3万元だが、今後銀行間の直接送金の実現に時間がかかるようであれば、さらに引き上げる考えもあるという。
 
 一方、企業や学者からは、日数や手数料に大きな差はなく、実際に恩恵を受けるのは一般家庭のみだという声や、従来から中台双方に支店を持つ外資系銀行があるため、今回の開放の効果は限定的という見方も出ている。