ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

パネル価格、11月も下落止まらず


ニュース 電子 作成日:2008年11月5日_記事番号:T00011375

パネル価格、11月も下落止まらず

 
 度重なる値下げに苦境が続くパネル業界だが、11月も価格下落は止まらないようだ。市場調査会社、ディスプレイ・サーチによると、深刻な需要不振と川下企業のハイシーズンが10月で終了したことにより、11月の価格下落幅は、モニターで2米ドル、ノートパソコン(ノートPC)用パネルは1~2米ドル、テレビ用で5~10米ドルに達する見込みだ。5日付工商時報が伝えた。
 
 11月のオファー価格は、ノートPC用で▽14.1インチ、66米ドル(前月下旬から1米ドル下落)▽15.4インチ、67米ドル(同1米ドル)──。モニター用は▽17インチワイド、70米ドル(同2米ドル)▽22インチワイド、100米ドル(同2米ドル)──で、現金コストを割り込んだ。テレビ用でも32インチと42インチで、現金コスト付近まで下落している。
 
 ディスプレイ・サーチの謝勤益・大中華地区総経理によると、価格下落の圧力は依然として大きいものの、既に現金コスト周辺まで下がっているため、下げ幅は小さいという。
 
 メーカー側ではアスペクト比(横縦比)16対9の新規格パネルの生産比率を上げていくなどして、損失の歯止めに取り組んでいる。