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瑞鼎科技、上場計画を撤回


ニュース 電子 作成日:2008年11月5日_記事番号:T00011376

瑞鼎科技、上場計画を撤回

 
 友達光電(AUO)系の液晶パネル駆動ICメーカー、瑞鼎科技(レイディウム・セミコンダクター)は4日、上場計画の撤回を発表した。株価低迷を受け、時機を見極めた上で改めて上場を目指す方針だ。5日付経済日報が伝えた。

 同社は興櫃市場(未公開株取引市場)の有力銘柄として知られ、9月23日に台湾証券取引所の上場審査を通過していた。今年に入り上場計画を撤回した企業は同社で8社となった。

 瑞鼎科技の興櫃市場における株価は、8月の上場申請時には250台湾元(約760円)だったが、4日時点で130元とほぼ半値まで下落していた。同社は先月末に上場計画撤回を否定していたが、一転上場見送りを決めた。

 同社は「世界的な金融混乱の影響で全体的な経済環境が悪く、内外の資本市場が下落している。会社の運営計画と株主全体の利益を考え、上場計画の撤回を決めた」と説明した。

 相次ぐ上場見送りの動きに証券会社の上場幹事業務も業績低迷が見込まれ、人員削減の動きが出ている。