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元隆電子、他社との合併視野に


ニュース 電子 作成日:2008年11月5日_記事番号:T00011377

元隆電子、他社との合併視野に

 
 中堅ファウンドリー、元隆電子(AMPI)は4日、半導体市況の冷え込みを受け、他社との合併を視野に入れた会社組織の再編を目指す方針を明らかにした。5日付経済日報が伝えた。

 同社は董事長と総経理に他社との合併交渉の全権を委託することを決定した。市場では合併候補として、取引関係にある聯華電子(UMC)、同業の漢磊科技(エピシル・テクノロジーズ)などの名前が挙がっているほか、中国企業との合併の可能性を指摘する声もある。

 元隆電子は6インチウエハー工場1カ所のみを保有し、現在はアナログIC、金属酸化膜形電界効果トランジスタ(MOSFET)を主力としており、月産3万5,000個。月間売上高は約1億台湾元(約3億円)。生産能力が小さいため、近年は損益分岐点前後の経営を迫られている。また、同社の陳弘元総経理は国民党の連戦名誉主席の娘、連恵心氏の夫に当たり、投資家からは「国民党関連銘柄」と見られている。