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オバマ氏当選、「一中政策」は継続


ニュース 政治 作成日:2008年11月6日_記事番号:T00011387

オバマ氏当選、「一中政策」は継続

 
 米国の次期大統領に民主党のバラク・オバマ候補が当選したことを受けて、6日付中国時報は、オバマ次期大統領の台湾海峡政策はブッシュ政権同様、1972年の米中共同声明(上海コミュニケ)以来の「一つの中国」政策を守り、米台関係に質的な変化は起きないと論評した。
 
 オバマ氏はこれまで、台湾海峡情勢に関する見方として、▽台湾の民主主義の発展を評価▽「一つの中国」政策を実行し、中台双方と良好な関係を構築▽中台双方が対話を通じて相違を克服することを期待▽台湾海峡で軍事衝突が発生しないことを保障──などの発言を行っている。
 
 中国時報はまた、一般的に中国寄りとみられる民主党がホワイトハウスと議会を主導するため、▽台湾のロビー活動が困難になり、議会が台湾支援に動く可能性がより減少する▽強力な中国のロビー活動によって台湾の力が弱められ、政府機関事務所の設置や人員の派遣にさらなる労力を要する──の2点が課題となるという識者の見方を報じた。
 
 馬英九総統はオバマ氏に対し「中華民国政府と人民を代表して、米台関係と中台政策への支持に感謝を述べる。私の総統就任以来、台湾海峡の緊張は緩和に向かっている。今後も地域の平和と安定のため米国の力は必要だ」という内容の当選祝賀文を送った。