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中国銀行、台湾での人民元決済業務に関心


ニュース 金融 作成日:2008年11月6日_記事番号:T00011396

中国銀行、台湾での人民元決済業務に関心

 
 中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の陳雲林会長に同行して台湾入りした中国銀行の李礼輝行長は5日、台湾に支店を設置して人民元決済業務を取り扱いたいという考えを明らかにした。6日付工商時報が報じた。
 
 李行長によると、台湾は現在、外資系銀行を通じて人民元の決済を行っており、コストが2~2.5%と、米ドルのコスト0.1~0.2%に比べ非常に高い。同行の香港の決済システムを利用すれば、コストを大幅に引き下げることができるという。
 
 李行長は同日、台湾の店頭株式市場を運営する証券櫃タイ買売中心(OTC、タイは木へんに臺)を訪問した。メディアが台湾での上場や店頭公開の予定を質問すると、「中台の早期の合意到達を望んでおり、覚書(MOU)締結後に初めて可能となることだ」と回答した。また台湾の金融持ち株会社への出資意思については、「まず台湾に支店を設立してから検討することだ」と述べた。