ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

エイサーの株価、初めて華碩上回る


ニュース 電子 作成日:2008年11月6日_記事番号:T00011411

エイサーの株価、初めて華碩上回る

 
 台湾パソコン業界で社名の頭文字から「ダブルA」と称される宏碁(エイサー)と華碩電脳(ASUS)の株価が5日、初めて逆転した。足元堅調で業績見通しも良好なエイサーに対し、華碩は最近外国人投資家の売り圧力で株価を切り下げた。6日付工商時報が伝えた。

 両社の近年の株価は華碩が80台湾元(約241円)、宏碁が50~70元の範囲で推移していた。しかし、最近の株価調整局面で、華碩の株価は宏碁に比べ下げ幅が大きく、直近の反発局面でも華碩の戻りは鈍いままで、ついに宏碁に逆転を許した。5日の終値は宏碁が48.8元、華碩が46.9元だった。
 最近の業績説明会でも両社の業績見通しは明暗を分けた。

 宏碁は第4四半期の出荷台数が前四半期を20~25%上回るとの見通しを示し、年間3,000万台の出荷目標をクリアするとしているほか、来年の出荷台数は今年比で20~30%伸びると予測している。

 これに対し、華碩は低価格ノートパソコン(ネットブック)、「Eee PC」で機先を制したかに見えたが、最近は宏碁の強力な販売網に押されぎみとなっている。