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「台湾の前途は台湾人民が決める」、馬総統が表明


ニュース 政治 作成日:2008年11月7日_記事番号:T00011419

「台湾の前途は台湾人民が決める」、馬総統が表明

 
 中対公式協議出席のため、中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の陳雲林会長が訪台して以来、連日民進党や本土派などから台湾の主権重視を訴える抗議活動が続き、警察との大規模な衝突も発生した。これを懸念した馬英九総統は6日午前、記者会見を開き、「(対中政策において)主権問題では一歩も譲歩しない」と強調し、「台湾の前途は2,300万人の台湾人民が決定する」と表明した。7日付中国時報が報じた。

 「台湾の前途は台湾人民が決定する」という言葉を公式に口にしたのは、就任以来初めて。総統選で当時候補だった馬総統は選挙期間中にこのスローガンを多用したが、当選後はこれを口にしなくなり、野党民進党の蔡英文主席などから「なぜ言わなくなったのか」と批判を浴びていた。

 また馬総統は、民進党側などからその対中政策に対し「台湾を売ろうとしている」という批判を受けているが、「私は中華民国の総統として何も間違ったことはしていない」と強調し、「政策を決定する総統も法律を決める立法委員も、ほかでもない台湾人が選挙で選んだ結果だ。これに何の問題があるのか」と語気を強めて反論した。