ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

来年のGDP成長率予測、台経院・S&Pともに4%台


ニュース その他分野 作成日:2008年11月7日_記事番号:T00011422

来年のGDP成長率予測、台経院・S&Pともに4%台

 
 台湾経済研究院(台経院)は6日、来年の域内総生産(GDP)成長率を4.11%とする予測を発表した。また大手格付け会社のスタンダード&プアーズ(S&P)も同日、アジア太平洋地域の経済展望の中で、来年の台湾のGDP成長率を4.3~4.8%とする予測を示した。7日付工商時報が報じた。
 
T000114221

 
 同時に台経院は、第3~4四半期の急速な景気後退を受け、今年のGDP成長率予測を4.27%から4.08%に下方修正した。また、来年の国際原油価格を平均で1バレル約60米ドル、消費者物価指数(CPI)上昇率を1.82%、卸売物価指数(WPI)上昇率を2.72%とする予測を示した。

 一方S&Pは今年の台湾のGDP成長率を3.9~4.4%と予測。来年はインフレが収まり、CPI上昇率は約2~5%に落ち着くとみている。同社は台湾が来年、世界的景気後退の影響を回避するには、財政と通貨政策に重点を置くべきとし、中央銀行が最近行った公定歩合の連続引き下げは域内の投資意欲促進につながると評価した。