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製紙業界も景気低迷、需要期に工業用紙暴落


ニュース その他製造 作成日:2008年11月7日_記事番号:T00011434

製紙業界も景気低迷、需要期に工業用紙暴落

 
 景気低迷を受け、台湾の製紙業界では需要期にもかかわらず工業用紙が1トン当たり1,000台湾元(約2,950円、8%)の値下げを迫られるなど、業績悪化の兆しがみられる。7日付工商時報が伝えた。

 需要期に工業用紙が値下げされるのは2年ぶり。工場の稼働率も今年上半期のフル稼働状態から80~85%に低下している。第3四半期の工業用紙の生産量は前年同期に比べ15%減少した。業界では来年第2四半期まで、工業用紙の需要は減少を続けると見込んでいる。

 永豊餘工紙の鍾弘治董事長は先ごろ、「製紙業界の業績は確かに先が見えにくく、底入れ時期は判断できない。現在の状況では工業用紙メーカーの減産が春節(旧正月、来年は1月25日から)ごろまで続くのは確実だ」と述べた。