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パネル景気の悪化深刻、生産ライン稼働停止も


ニュース 電子 作成日:2008年11月7日_記事番号:T00011440

パネル景気の悪化深刻、生産ライン稼働停止も

 
 パネル価格の下落が止まらず、各社が稼働率引き下げを強いられる中、今後も市況が好転しない場合、メーカーによっては生産ラインの稼働停止もあり得るという見方を、台湾の市場調査会社ウィッツビュー・テクノロジーが示した。7日付工商時報が報じた。

 張小彪ウィッツビュー副総経理によると、一部の生産ラインは稼働率が既に50%を切っている。第4四半期は友達光電(AUO)、奇美電子(CMO)で60~70%、中国メーカーは40%まで落ち込むと予測。クリスマスや年末年始も販売が上向かず価格が下がり続ければ、生産コストを割り込み、まず第5世代以下の生産ラインから稼働停止の判断が下される可能性があるという。

 11月上旬のパネル価格の下落幅は、IT(情報技術)製品向けが2~3米ドル(2~4%)、テレビ向けが5~10米ドル(2%)。今後、来年上半期まで厳しい状況が続くと予測している。