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烏来の温泉8カ所、水質検査で不合格


ニュース 社会 作成日:2008年11月10日_記事番号:T00011452

烏来の温泉8カ所、水質検査で不合格

 
 寒気が流れ込み、各地で本格的な温泉シーズンを迎える中、台北県の烏来温泉では、8カ所の温泉施設で水質に問題があることが明らかになった。10日付蘋果日報が伝えた。

 台北県には温泉を経営する業者が約200社存在するが、今回同県衛生局のサンプル検査を受けたのは66業者で、不合格はすべて烏来に集中した。このうち、大腸菌群が検出されたのが、▽春天温泉山荘▽三好米温泉会館──の2カ所、一般生菌数の不合格は、▽名湯温泉会館▽樸石麗緻温泉会館▽雲湯(雲景)▽伊荳温泉会館(山多利温泉)▽阿信温泉▽美人湯温泉会館──の6カ所。上記8カ所は、2週間後に再検査を行い、合格するまでこれを繰り返す。

 調査結果に対し樸石麗緻では、「1週間に4度の清掃で、水質には細心の注意を払っており残念だ」とコメントしている。美人湯は「まだ結果を聞いていない。何かの間違いでは」と驚いている。

 しかし台北県では現在のところ、温泉管理上の法整備がなされておらず、不合格業者に対し業者名公表と指導を行う以外罰則もなく、事実上の「野放し状態」となっている。財団法人消費者文教基金会(消基会)の程仁宏前董事長は、「消費者の権益を守るために統一基準および業務停止命令を含む罰則を設けるべき」と訴えている。