ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

10月の輸出総額、過去7年で最低の成長率【図】


ニュース その他分野 作成日:2008年11月10日_記事番号:T00011458

10月の輸出総額、過去7年で最低の成長率【図】


 財政部の貿易統計によると、10月の輸出総額は208億500万米ドル、前年同月比8.3%の減少で、2002年1月以来最低の伸び率となった。また、対中輸出も74億6,800万米ドルと、前年比19.9%減少し過去8年で最低水準となった。8日付工商時報が伝えた。
 
T000114581

 
 財政部は大幅なマイナス成長の原因について、景気低迷のほか、▽DRAMとパネル価格の大幅下落▽プラスチックや化学原料の輸出減退──を挙げている。

 地域別でも▽米国、前年比11.4%減▽欧州、同5.1%減▽東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国、5.7%減──と軒並み減少した。特に対中輸出成長の減少は著しく、「年末から来年春節(旧正月)にかけて、台商(中国に進出する台湾企業)が相次いで倒産する」との観測も出ており、今後さらに悪化するとみられている。

 輸入総額は178億6,000万米ドルで前年比7%の減少だった。1~10月までの輸出超過額は114億米ドルで前年比マイナス45.5%と、大幅に減少している。