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台プラ4社、10月は減収【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2008年11月10日_記事番号:T00011470

台プラ4社、10月は減収【表】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社の10月売上高は、需要の低迷を受け、前月比5~20%下落した。同集団の幹部は、原油価格が谷底に達したとみられることから、石化産業の景気も第4四半期が谷底になるとの見方を示した。8日付経済日報が報じた。
 
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 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)は、前月比20.2%減、前年同月比33.33%減の107億2,200万台湾元(約324億円)だった。同社は10月、ポリ塩化ビニル(PVC)の域内向け価格を引き下げて需要回復を狙ったが、増収には結びつかなかったようだ。

 台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)は、前月比14.94%減、前年比35.15%増の150億5,400万元で、4社のうち唯一、前年比で成長した。

 南亜塑膠工業(南亜プラスチック)は、前月比18.48%減、前年比41.97%減の126億6,900万元だった。ポリエステル繊維やペットボトルの原料、エチレングリコール(EG)の価格暴落を受けたもので、4社のうち前年比の下落幅が最も大きかった。

 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は、前月比4.8%減、前年比19.23%減の568億8,900万元だった。第3オレフィンプラントの年次保守の期間を11月末まで延長する可能性もあり、来月の売上高も楽観できなさそうだ。