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披露宴のキャンセル料、業者によっては3割にも


ニュース 社会 作成日:2008年11月11日_記事番号:T00011482

披露宴のキャンセル料、業者によっては3割にも

 
 年末のブライダルシーズンを前に、財団法人中華民国消費者文教基金会(消基会)は10日、著名婚礼レストラン14業者を対象に行った披露宴に関する調査結果を発表した。

 それによると、披露宴における1テーブル当たりの最低料金は、「麗庭荘園」(台北)が1万8,888台湾元(+10%サービス料、合計約6万2,000円)と最高で、「桂都国際創作美食館」(台中)が6,600元(サービス料不要)と最も安く、かなりの開きがあることが分かった。

 披露宴の予約金額は、大半の業者が全体費用の1~2割もしくは1万~2万元の設定だが、「麗庭荘園」と「古華花園飯店」(桃園)は3割と特に高かった。目下、披露宴の予約額に法による上限規定はないが、消費者側の都合でキャンセルした場合は、「麗庭荘園」と「古華花園飯店」を含む9業者(64%)がキャンセル料として予約金を全額没収している。

 他5業者は、キャンセルする時期によってキャンセル料が異なる「晶宴会館」(台北)や、予約金を同額の食事券として返還してれる「世貿33婚宴会館」(台北)「尊爵大飯店」(桃園)、「女児紅婚宴会館」(台中)、キャンセルされた時間に別の披露宴の予約が入った場合はキャンセル料は不要になる「雅園新潮川粤(本店)」(台中)など、それぞれ柔軟に対応している。

 台湾では披露宴がドタキャンされるケースも多く、業者がキャンセル料を取ることが当たり前になっているものの、消基会は行政院消費者保護委員会に対し、披露宴に関する契約規則の早期作成を呼び掛けている。消費者の権益が守られることは重要だが、いずれにせよ、披露宴はキャンセルしないのが一番だ。