ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

保険会社の対中投資、解禁で一致


ニュース 金融 作成日:2008年11月11日_記事番号:T00011490

保険会社の対中投資、解禁で一致

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)はこのほど公聴会を開き、保険会社による中国の株式、債券、不動産への投資を解禁する方向で意見が一致した。11日付経済日報が伝えた。

 金管会の規制緩和方針は、中台窓口機関のトップ会談で中台経済交流の活発化に向けた機運が高まっていることを受けた動きだ。

 消息筋によると、金管会は中国の株式、債券、不動産への投資上限を海外投資枠の10%以内に限定する方向で調整している。保険会社の海外投資枠は資金運用額の40%が上限となっており、対中投資の上限は資産運用額の4%になる計算だ。8月末現在で生命保険会社の資金運用額は7兆7,400億台湾元(約23兆円)で、単純にその4%とした場合、約3,000億元の対中投資が可能になる見通しだ。

 金管会保険局は10日、「決定していない政策は発表できない」と公式にはコメントを避けている。金管会は保険業界や行政院大陸委員会との調整を経て、近く対外的に発表する構えだ。

 金管会は既に保険会社が中国に子会社を設立することは認めているが、中国の株式、債券、不動産への直接投資は解禁されていない。