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南山人寿、経営権譲渡の可能性否定


ニュース 金融 作成日:2008年11月11日_記事番号:T00011491

南山人寿、経営権譲渡の可能性否定

 
 米保険最大手AIGが傘下の南山人寿保険に対する保有株式をすべて売却するとの一部報道について、同社の潘玲嬌副総経理は10日、「そのような計画は絶対にない」と強く否定し、株式の売却は一部にとどまるとの認識を示した。11日付工商時報が伝えた。
 
 南山人寿側は戦略的投資家を株主に迎え入れた上で、経営主導権を保持し続けるとしており、譲渡株式は最大でも49%の見通しだ。
 
 一方、譲渡先については、地場系では富邦金融控股が積極姿勢を見せているとされるが、金融当局関係者は「富邦金控による南山人寿合併は短期的にはない。合併意向を示した場合でも、リスクを考慮して同意しない可能性が高い」と述べ、否定的な見解を示した。外資系ではマニュライフ(宏利人寿)、プルデンシャル(保誠人寿)が南山人寿への出資に積極的とされる。
 
 南山人寿は現時点で経営権譲渡に難色を示しているが、株式の譲渡先候補は経営権の取得を希望しており、交渉は難航も予想される。