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レジャー大手の剣湖山、耐斯広場を売却へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年11月11日_記事番号:T00011492

レジャー大手の剣湖山、耐斯広場を売却へ

 
 レジャー大手の剣湖山世界は10日、傘下の大型複合商業施設、耐斯広場(ナイス・プラザ、嘉義市忠孝路)の建物と土地の処分を公告した。売却して賃貸契約を結ぶ、または不動産投資信託(REIT)の投資対象にすることで、現金収入の増加を期待している。11日付経済日報が伝えた。

 耐斯広場は彰化県以南から台南県新営市以北で最大の総合商業施設で、松屋が店舗運営を指導するショッピングセンター「耐斯松屋購物中心」や同地域で唯一の5つ星ホテル「耐斯王子大飯店(ナイス・プリンスホテル)」などが進出している。

 剣湖山は昨年、これら施設をすべて合併したために今年9月時点で資産が107億元、負債総額も55億元まで膨れ上がっている。また、金融危機に伴う不景気は、レジャー施設や商業施設の客足や消費にも影響を及ぼし、同社の現金資産は7,000万元まで減少している。

 剣湖山は耐斯広場を、業績を左右する要因とは考えておらず、同施設から現金を引き出すことで負債比率を下げ、資金流動率を上昇させて、テーマパークやリゾートホテルなど本業のレジャー産業に注力したい考えだ。