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自動車・二輪車
作成日：2008年11月11日_記事番号：T00011502
和泰汽車の新型アルティス、販売価格引き下げ
トヨタ車を販売する和泰汽車は10日、域内生産の中型セダン車「カローラ・アルティス」新型２リッターモデルを発表した。新型車は、アジア市場で初めて投入される２リッターモデルで、販売価格は75万元以上を予定していたが、消費刺激のため販売価格を大幅に抑え、69万9,000～73万9,000台湾元（約208万～220万円）とした。月間1,500台の販売を目指す。11日付経済日報が伝えた。
アルティスは2000年の国産化以来、単一車種としては域内で販売台数首位の座を守ってきたが、原油価格の高騰と不景気による小型車人気に伴い、今年に入ってシェアが低下している。昨年第４四半期に1.8リッターのモデルチェンジタイプを85万元に値上げしたことが消費者の購買意欲を低下させたとみられている。和泰汽車では、1.8リッターモデルも70万元以下に値下げする予定だ。
蘇純興・上級副総経理は新車発表会で、「自動車市場の景気は来年下半期に回復に向かい、販売台数は今年と同規模の22万～23万台を維持する」という予測を示した。台湾生産のアルティスは来年から中東にも輸出する計画で、生産ライン稼働率上昇によりコスト抑制につながるとみられる。
