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光ディスクドライブ、中堅メーカー消滅へ


ニュース 電子 作成日:2008年11月11日_記事番号:T00011503

光ディスクドライブ、中堅メーカー消滅へ

 
 光ディスクドライブメーカーでは、DVDレコーダー時代に入って以降、競争が熾烈(しれつ)化し、中堅メーカーで最後の生き残りとして孤軍奮闘していた英群(BTC)も脱落する見通しで、域内メーカーでは世界2位の建興電子科技(ライトンIT)と広明光電(クアンタ・ストレージ)の大手2社だけが生き残ることが決定的となっている。11日付経済日報が報じた。

 鴻海精密工業の郭台銘董事長が個人で投資していた英群は、会計士による財務諸表監査で経営の継続に重大な懸念が報告されたことにより、信用取引禁止銘柄に指定され、株価が連日ストップ安となっている。

 業界関係者は、光ディスクドライブは価格競争が激しく、製品のアップグレードも早いため、生産規模の小さいメーカーは大手メーカーに太刀打ちできなかったと指摘する。

 淘汰(とうた)の波を受けて光ディスクドライブの世界市場には現在、日本、韓国、台湾メーカーだけが残っているが、日本メーカーはブルーレイディスクドライブへの転換を加速しており、DVDドライブは韓国と台 湾メーカーの一騎打ちとなっている。今後は日系メーカーが受注していたDVDドライブが韓国、台湾メーカーに流れるとみられる。