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作成日:2008年11月12日_記事番号:T00011517
バーチャルカラオケ、新サービスに注目
日本人もカラオケ好きだが、台湾人も負けてはいない。カラオケボックスやレストラン、スナックはもちろんのこと、自宅、マンションの集会室まで、至る所にカラオケセットが設置してある。だいたいは友人同士や親せきが集まってワイワイ歌うものと相場が決まっていたが、1年前に始まった新しいカラオケサービスはちょっと趣きが異なるようだ。
インターネットのカラオケサービス「iSing99」や「iKala(愛卡拉)」は、専用ソフトウエアをダウンロードすれば、いつでもカラオケを楽しめる。さらに、自分が歌ったカラオケの音声や映像をアップロードし、ブログで他人に見せたりランキングに参加できるところが人気を呼び、若い世代を中心に広がっている。
iKala(愛卡拉)は来月から、iSing99は来年から、バーチャルカラオケボックスを提供する新たなサービスを開始する。これはインターネットのチャットルームに入室するのと同じように、ユーザーがカラオケルームに入室し、マイクやウエブカメラで仲間に歌を聞かせ合うというものだ。
登録済みの会員であれば、IDでログインして自分の部屋を作ることができる。部屋を選び入室すると、歌っている人の画面が表れる。iSing99では、良かったと思えば「花」を、良くなければ「糞」を使って相手に評価を送る。画面の端では文字チャットもできる。月額299台湾元(約890円)を払えば4,000曲近くが歌い放題だ。
この値段ならばカラオケボックスに行く必要もなくなるかと思いきや、「音響設備もないし、酒を飲むわけでもないから一人で歌うのと変わらない」という声もあり、普通のカラオケとは全く別物と考えたほうがいいのかもしれない。果たしてこのサービスで楽しめるのか。一人自宅で歌っている光景は、相当わびしいのではないだろうか?