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馬氏を正式選出、国民党の総統候補


ニュース 政治 作成日:2007年6月25日_記事番号:T00001154

馬氏を正式選出、国民党の総統候補


 中国国民党(国民党)は24日、桃園市で全国代表大会(党大会)を開催し、馬英九氏(前党主席)と蕭万長氏(元副主席)を、来年の総統選挙での正副総統候補に正式に選出した。

 馬氏は、「台湾経済再生」を選挙戦のメインテーマに据えることを宣言。「統一、独立の議論はいったん休戦にして、経済を再建しよう」と呼び掛け、毎年の経済成長率6%、2011年に1人当たり国民総生産(GNP)2万米ドルを達成するとした。

 また、「裁判の一審で有罪判決を受けた者は選挙に立候補できない」という党規約を、「三審で有罪が確定した者は、党内の一次選考にノミネートされる資格を失う」に変更した。これは、馬氏が台北市長時代の市長特別費着服事件ですでに起訴されており、選挙前に一審有罪判決が出る可能性があるためで、馬氏のために規約を緩めたものだ。これについて、游錫?民進党主席は、「台湾の民主主義にとって、最悪の反面事例となった」と批判した。

 なお、馬氏が蕭氏を副総統候補に選んだことについて、独立派寄りの自由時報は、「政治の統一派と経済の統一派がペアを組んだ『中国2人組』だ」と批判した。