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TSMC、自社株1.07%を償却


ニュース 電子 作成日:2008年11月12日_記事番号:T00011540

TSMC、自社株1.07%を償却

 
 台湾積体電路製造(TSMC)は11日の取締役会で、発行済み株式の1.07%に相当する自社株を償却する減資を決定した。償却されるのは同社が8月13日から10月12日にかけ取得した自社株27万8,000株(金庫株)。19日の減資後、資本金は2,562億5300万台湾元(約7,900億円)となる。12日付経済日報が報じた。

 同社は自社株償却の理由について、内外の投資家が現金配当を望んでいることを理由に挙げている。

 張忠謀董事長は、「今後数年は株主にできるだけ高配当を実施したい。来年の現金配当は少なくとも1株当たり3元を見込む」と述べた。

 TSMCは同日、台湾大哥大(タイワン・モバイル)の社債20億元相当を取得した。TSMCは株式市場の先行きを悲観し、資金運用先を債券市場にシフトしており、最近も台塑集団や台湾電力などの社債を購入している。