ニュース
商業・サービス
作成日：2008年11月13日_記事番号：T00011562
易遊網、中国の携程網と提携拡大
オンライン旅行会社の台湾最大手、易遊網（ｅｚトラベル）と中国最大手の携程旅行網（Ctrip、シートリップ）は、中台間の直航チャーター便が事実上定期便化することを受け、中国人旅行客の台湾渡航需要が増えるとみて、新商品開発などで提携を拡大していく。13日付経済日報が伝えた。
ナスダック上場の携程網は２年前に易遊網に資本参加し、現在は中国人のビジネス客を対象に台湾行きの航空券やホテルの予約代行を行っている。携程網は中台直航の本格化を受け、新たな商品開発を進めており、中国側の具体的な政策が固まり次第、発売を見込んでいる。
携程網の范敏首席執行官（ＣＥＯ）は、天下文化書房の天下遠見文化事業群主催の「華人企業経営者サミット」に出席し、「中台直航便が毎日運航されるようになれば、大陸観光客の台湾渡航はビジネスチャンスに満ちている」と述べ、中国人旅行客が香港、マカオの観光業界を支えるように、台湾の旅行業界も中国人旅行客による恩恵を受けるとの認識を示した。特に直線飛行ルートの実現で所要時間が短縮され、「数十年も行けなかった場所だから一度は行ってみたい」という声が高まっているとした。
