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上緯がアジア初、風力発電ブレード材料を生産


ニュース その他製造 作成日:2008年11月13日_記事番号:T00011564

上緯がアジア初、風力発電ブレード材料を生産

 
 アジア最大の耐腐食性樹脂メーカー、上緯企業(Swancor)は、中国が風力発電の重要拠点と位置付ける天津の工場が10月から操業を開始し、風力発電ブレード材料となる樹脂を供給するアジア初のメーカーとなった。市場の評価も高く、1株当たりの利益(EPS)は今年5台湾元(約15円)に達する見込みだ。13日付経済日報が伝えた。

 上緯は今年から風力発電のブレード材料に参入し、年間3万トンを生産する。1~9月までの売上高に占める割合はまだ5%だが、今後さらに積極的に展開するとしている。同業界では米国でヘキシオン社によるハンツマン社買収によって、世界シェア8割を占める独占的大手が誕生するが、これについて上緯の蔡朝陽董事長は「世界2位を狙うチャンスだ」と語っている。

 同社の過去3年の売上高の年間成長率は50%を越え、EPSも1~9月には前年比85%伸びている。第4四半期は例年のハイシーズンで、より大きな成長が見込まれている。