ニュース 食品 作成日:2008年11月13日_記事番号:T00011568
義美食品(I-Meiフーズ)の幹部は12日、台湾での生産を堅持してきたこれまでの路線を改め、中国への工場設置を検討していく姿勢を明らかにした。13日付経済日報が伝えた。
義美は長年にわたり民進党政権を支援し、「本土色」が強い企業として知られ、中国への進出には消極的だった。しかし、台湾の食品市場は規模が限られることから、方針の転換を迫られた格好だ。
義美は貿易会社を通じて、商品の一部を中国にも輸出しているが、売り上げに占める比率は極めて低い。同社幹部は「旺旺集団、康師傅控股、統一集団など、中国で既に販売網を持つ台湾企業と協力し、中国市場を開拓していきたい」と語った。
義美は現在ベトナムに農産物の加工拠点を持ち、韓国のクラウン製菓とも提携している。義美の売上高に占める輸出比率は15%で、将来的に50%まで引き上げるのが目標だ。それには中国市場への進出が不可欠だが、業界には遅きに失したとの冷たい見方もある。
義美の高志明総経理は同日夜、具体的なコメントは避け、「機会があればまた話したい」と述べるにとどまった。
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