ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

食品産業の生産額、09年は1.53%減か


ニュース 食品 作成日:2008年11月13日_記事番号:T00011569

食品産業の生産額、09年は1.53%減か

 
 食品工業発展研究所(食品所)は12日、経済部技術処主催のシンポジウムで、今年の域内の食品産業の総生産額は前年比7.08%増の5,098台湾元(約1兆4,700億円)、来年は1.53%減の5,020億元となるという予測を示した。来年は特にビールやその他のアルコール飲料でマイナス5~8%と減少幅が最大となる見通しだ。13日付経済日報が報じた。
 
 今年、生産額成長率が最高だったのは調理済み食品および冷凍食品となった。冷凍加工食品大手の桂冠実業(ローレル)によると、中国産粉ミルクのメラミン混入事件発覚後、外食する人が減り、調理済み食品および冷凍食品を買って自宅で食べる消費者が増えた。この結果、同社の製品は事件以降、売り上げが6%以上増えているという。
 
 一方、来年の食品産業市場について食品所の陳麗テイ産業アナリスト(テイはおんなへんに亭)は、「国際的な原料価格の変動や、中国産原料の安全性への懸念により、食品に対する消費者の購買意欲が落ち込み、市況に影響が出ている」と指摘している。