ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中鋼の春節ボーナス、来年は半減か


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年11月13日_記事番号:T00011570

中鋼の春節ボーナス、来年は半減か

 
 中国鋼鉄(CSC)内部の予測によると、来年2月ごろに支給される同社の春節(旧正月)ボーナス支給額は6カ月以下となり、前年比で半減する見通しだ。昨年は鉄鋼市場が好景気だっため、同社は今年、春節ボーナスを平均で10~12カ月支給した。今年は上半期こそ好調だったものの、下半期に入り急速に景気が冷え込んだこと、さらに来年の見通しが非常に悪いことからボーナス支給額にも大きな影響が出そうだ。13日付蘋果日報が報じた。

 中鋼の幹部は、「今年から従業員への株式の現物支給(分紅)が費用計上されるため計算方法が複雑になるが、『稼ぎが良けれボーナスも多い』の原則は変わらない」としている。証券会社によると、同社の通年利益は、昨年の600億台湾元超から、今年は460億元(約1,330億円)まで減少する見通しだ。

 市場では最近、「中鋼は10月に赤字に転落し、第4四半期累計でも損失が出る」という観測が出ているが、同社は、「予想される遡及値下げや在庫損失を含めても、依然かなりの利益を維持しており、今期の業績は外部が想像するほど悲観的なものではない」と否定した。証券会社でも、同社の10月利益は20億元と予想している。