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作成日：2008年11月14日_記事番号：T00011590
陽明海運の欧米航路、輸送力を大幅削減
欧米航路を主力とする陽明海運（ヤンミンライン）は13日、中遠集装箱運輸（コスコン）、川崎汽船、韓進海運で結成するＣＫＹＨアライアンスのサービスで、航路調整と再編成を行うと発表した。陽明海運では、今回の航路縮小により欧米航路の輸送能力が９～18％削減されるとしている。14日付蘋果日報が報じた。
ＣＫＹＨでは来年初頭から、アジア、地中海、北米西岸を結ぶＭＡＰサービス、西欧・北欧航路はすべて一時停止、その他中国南部から米国西海岸に向かうＳＥＡサービスも合理化を進め、コスト削減、経営効率の向上に努める。
陽明海運では、ＭＡＰサービスの停止でアジア～北米西・南海岸の輸送能力は13～15％、西欧・北欧航路停止で９％削減されることになるとしている。
陽明海運の何樹生総経理は、「世界金融危機の影響で欧米市場が大きなダメージを受けており、特に欧州路線では『貨物が少なく船舶が多い』状況が深刻化して運賃が下がり、既に赤字が出ている」と話した。
