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中国化学製薬、特許侵害訴訟で武田薬品に勝訴


ニュース その他製造 作成日:2008年11月14日_記事番号:T00011596

中国化学製薬、特許侵害訴訟で武田薬品に勝訴

 
 中国化学製薬(CCPC)が開発した糖尿病治療薬「泌特士(Glitos)」に対し、武田薬品工業が成分説明書の著作権を侵害されたとして、生産と販売の中止を求める仮処分を申請した訴訟で、台湾高等法院は13日、武田薬品の特許は既に期限が切れているとして、中国化学製薬に問題の医薬品の生産継続を認める判決を下した。14日付経済日報が伝えた。

 中国化学製薬は武田薬品が生産する同一成分の医薬品「ピオグリタゾン」を基に「泌特士」を開発したが、特許期間が経過していたため、特許侵害の恐れはないと判断していた。

 ところが、武田薬品は昨年8月、中国化学製薬が行政院衛生署に提出した成分説明書が著作権侵害に当たるとして提訴した。

 判決について、台北医学大学の王恵珀薬学院院長は「衛生署の規定により、成分説明書の内容はオリジナルの製薬会社が示した成分と一致している必要がある。武田薬品側がそれをなぜ著作権侵害というのか理解できない」と指摘した。