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食用油価格がコスト割れ、在庫増でメーカー困惑


ニュース 食品 作成日:2008年11月14日_記事番号:T00011597

食用油価格がコスト割れ、在庫増でメーカー困惑

 
 サラダ油、大豆油などの食用油が価格下落でコスト割れとなり、統一企業(ユニプレジデント)、大統益(TTETユニオン)などのメーカーは、在庫量が増える一方、売ればそのだけ損をする苦しい状況に立たされているもようだ。14日付経済日報が報じた。

 植物油公会の楊英武総幹事は12日、メーカーが現在使用している大豆は高値の時期に購入したものだが、台湾糖業(台糖)が政府の要望を受けて食用油などの値下げに応じたことから、市場の相場がさらに引き下げられる恐れがあると指摘している。同公会の会員企業のサラダ油の在庫量は、例年1万トンを超えると問題視されるが、今年は既に3万~4万トンに上っているという。

 業務用18リットル入りサラダ油を例に挙げると、メーカー各社は1缶売れば50~100台湾元の赤字となる600元(約1,700円)の価格を守ろうと必死だが、台糖は既に550元まで値下げしている。