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工作機械業界、政府に6項目の支援要請


ニュース 機械 作成日:2008年11月14日_記事番号:T00011600

工作機械業界、政府に6項目の支援要請

 
 工作機械メーカーの業界団体、工具機発展基金会は13日、韓国ウォンの急落で韓国メーカーと不利な競争を強いられていることを受け、政府に6項目の支援要請を行った。14日付工商時報が伝えた。

 要請内容6項目は、▽経済関連官庁が機械産業の受けた打撃を認識し、適切な措置を講じる▽鋼材価格の値下げを促し、機械業界のコスト軽減と競争力強化に努める▽金融機関に対して融資条件の緩和を求め、十分な融資枠と低利での資金を提供する▽台湾製工作機械の輸出枠を拡大し、低利融資や輸出保険を提供する▽国際見本市への出展に伴う補助を強化する▽インド、ブラジル、ロシアなど重点市場から台湾に機械部品の調達や視察に訪れる団体に対する優遇措置を充実させる──。

 同基金会の王正青執行長は、「韓国ウォンの下落幅が一時対米ドルで20~30%に達し、台湾機械メーカーの輸出に大打撃を与えた」と指摘。

 一部のメーカーは、韓国メーカーがウォン安を背景に顧客に以前より10%以上の値引き販売を行い、不公正な競争が生まれていると不満を示した。