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鉄筋価格、5カ月ぶり1千元以上反発【図】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年11月14日_記事番号:T00011602

鉄筋価格、5カ月ぶり1千元以上反発【図】

 
 14日付工商時報によると、5カ月に渡り下落が続き5年前の水準にまで落ち込んでいた鉄筋価格が13日、南部のメーカーで1トン当たり1万2,000台湾元から、1万3,000元(約3万7,500円)へと1,000元の値上がりをみせた。先月の輸出解禁による取引量の拡大を受けてのもの。蘋果日報は、豊興鋼鉄が来週には1,500~2,000元の値上げを行う見込みだと報じている。
 
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 同紙によると、豊興では11日の夕方から調達の問い合わせがやまず、13日は各顧客に対する供給量の調整や、生産部門への指示で対応に追われたという。関係者は「台湾の鉄筋価格は既に世界最低水準に下落しており、最近国際市場でスクラップ鋼やビレット価格の反発が起きていることから、台湾でも需要が高まってきた」と述べたという。また、輸出解禁により在庫が大幅に減っているもようだ。

 証券会社では、台湾の鉄筋価格下落は深刻で、これに対する反発はしばらく続くものの、内需不振の状況は変わらないため、その後不安定な動きが出る恐れもあるとしている。