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奇美電、パネル需要は来夏急増と予測


ニュース 電子 作成日:2008年11月14日_記事番号:T00011604

奇美電、パネル需要は来夏急増と予測

 
 奇美電子(CMO)では、パネル産業の見通しについて、数期に渡る低迷の反動から来年7~8月には需要が急増し、供給不足に陥る可能性もあると予測している。同社の陳立宜テレビ総処長が13日、台湾ディスプレイサーチ主催のシンポジウム後に行われた記者会見で明らかにした。14日付経済日報が報じた。
 
 陳総処長は、域内銀行の貯蓄率は上昇し続けており、数期後には消費が回復し、需要も強まるとの見方を示した。しかし一方で、現在サプライチェーン全体が生産規模を大きく縮小しているため、突然需要が高まっても材料の供給が追い付かない恐れがあると指摘した。
 
 需要が回復するまで同社は、新興市場の開拓に尽力する計画で、特に中国ではブラウン管(CRT)テレビ1億台分の買い替え需要を見込んでいる。
 
 同社の10月の売上高が予測を下回る前月比30%減となり、陳総処長は、来年4~7月までに大幅な好転はないと予測している。