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徳淵、EVAフィルムを試験生産


ニュース その他製造 作成日:2008年11月17日_記事番号:T00011624

徳淵、EVAフィルムを試験生産

 
 熱可塑性樹脂最大手の徳淵企業(テックス・イヤー・インダストリーズ)は、このほど太陽電池モジュールの接着封止膜に使用されるEVA(エチレン・ビニル・アセチレート)フィルムの試験生産に成功した。15日付経済日報が報じた。
 
 同社によると、EVAフィルムの来年の全世界の需要量は6万5,000トンで総額5億2,000万米ドル、台湾市場の規模は6,000トンが見込まれる。同社の来年の生産能力は630トンで、3年以内に台湾市場で30%のシェアを獲得し、中国やインドへの輸出を行うことが目標だ。
 
 台湾のEVAフィルム市場はこれまですべて日米からの輸入に頼っていたが、太陽電池メーカーが日本から輸入する場合、輸送コストがかさんで1トン当たりの価格は5~6米ドルになっていた。同社では品質も日本メーカーと同様で、価格は1トン当たり4.5米ドルのため、競争力を持てるとしている。来年は売上全体の1割をEVAフィルムで占めたいとしている。