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薬華医薬、抗老化商品でアセアン市場に進出


ニュース その他製造 作成日:2008年11月17日_記事番号:T00011626

薬華医薬、抗老化商品でアセアン市場に進出

 
 製薬メーカーの薬華医薬(PharmaEssentia)は、老化を防ぐ効果があるとされる「コエンザイムQ10」を原料とする製造技術をマレーシアのブラック・ゴールド・グローバル(Black Gold Global)にライセンス供与し、1億台湾元(約2億9,000万円)規模の東南アジア諸国連合(ASEAN)市場で来年、保健・美容商品を展開する計画だ。今後は中東などのイスラム圏にも市場を拡大していく。17日付工商時報が報じた。

 薬華医薬はマレーシアで2,000万米ドルを投じ、年産10トンの生産ラインを設置する。同社のコエンザイムQ10関連の売上高は昨年1,000万元だったが、今年は3,000万元を見込んでいる。

 コエンザイムQ10はもともとは心臓病の治療に用いられていたが、近年、栄養補給商品、化粧品、スポーツ飲料などに応用され、市場規模は世界で5億米ドルに上る。ただ日本メーカーがライセンスを数多く取得しているため、台湾で大量生産しているのは同社のみだ。