ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台湾の液晶TVブランド、中国進出を減速


ニュース 家電 作成日:2008年11月17日_記事番号:T00011634

台湾の液晶TVブランド、中国進出を減速

 
 大同公司(TATUNG)、東元集団(TECO)、声宝(サンポ)、歌林(コリン)の域内大手家電メーカーが相次いで自社ブランドの中国進出を減速、または中止している。競争激化で利益が上がらないことがその理由だ。17日付工商時報が報じた。

 大同傘下の大同綜合訊電、蕭綮鞍総経理は、「中国大陸の液晶テレビ市場は価格競争が流血戦に突入しており、ほとんど利益が計算できない」として、大同では同市場での液晶テレビ販売および家電販売拠点の展開を一時的に全面停止していると語った。

 このほか、サンポが出資している蘇州の新宝電器は、台湾企業からの受注を主としており、コリンは財務問題の発生以降OLEVIAブランドの中国進出計画を全面的にストップしている。

 一方東元は、10月にアモイの液晶テレビ工場(年産100万台)が完成し、TECOブランドから32インチ型以上を中国市場で試験的に販売しているが、同時に四川長虹など中国家電メーカーと積極的に受託生産の受注についても商談を進めている。