ニュース 電子 作成日:2008年11月17日_記事番号:T00011641
EMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手の鴻海精密工業は15日、傘下の投資会社、鴻揚創投法人と宝鑫国際投資を通じ、中堅ファウンドリー、元隆電子(AMPI)の増資を引き受けると発表した。鴻海のファウンドリー事業への参入は初めてで、業界再編のきっかけになる可能性もありそうだ。16日付経済日報が報じた。
鴻海の出資額は1億4,200万台湾元(約4億1,600万円)、出資比率16%で元隆の筆頭株主となる。内訳は、鴻揚が2,200万株、宝鑫が1,660万株。鴻海のライバルである中国の携帯電話EMSメーカー、比亜迪電子(BYDエレクトロニクス)が先月、中国浙江省寧波のファウンドリー、中緯半導体を買収しており、鴻海も今回の増資で垂直統合をさらに加速させる考えのようだ。
元隆電子は6インチウエハー工場1基を保有。現在はアナログIC、金属酸化膜形電界効果トランジスタ(MOSFET)が主力で、月産能力は3万枚だ。今月初めには市況の低迷から、他社との合併を視野に入れて会社組織の再編を目指す方針を明らかにしていた。
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