ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

精密機械製造業、Q3設備投資が停滞【表】


ニュース 機械 作成日:2008年11月18日_記事番号:T00011663

精密機械製造業、Q3設備投資が停滞【表】


 世界的な不景気を受け、第3四半期の機械輸入総額は前年比で16.5%減少し、1,382億台湾元(約4,043億円)にとどまったことが、17日に発表された工業研究院ITISの統計で明らかになった。18日付工商時報が伝えた。
 
 減少幅の大きい順では、▽金属切削工作機械、前年同期比60.8%減(96億元)▽電子および半導体生産設備、29.1%減(321億元)▽化学工業機械、20.9%減(148億元)──となっている。その他専用生産機械だけが、20.3%増で139億元だった。
 
 ITISの荘惟傑・産業アナリストは、「域内製の工作機械が広く普及しており、輸入される金属切削設備は高性能で、高精度のパーツの製造向けのものだ。輸入額の減少は、高精度の加工設備への投資が停滞していることの表れで、産業のレベル向上に不利だ」としている。
 
 また、電子や半導体の生産設備投資が伸び悩んでいることも、域内のハイテク産業が景気の低迷を受け、現金確保を最優先して、当面の資本支出を抑えていることが原因とみられる。工商時報は今後のハイテク製品輸出競争力への影響が懸念されると論じている。
 
T000116631