ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

安価な米国産鶏肉、養鶏業界に打撃


ニュース 農林水産 作成日:2008年11月19日_記事番号:T00011679

安価な米国産鶏肉、養鶏業界に打撃

 
 米国産の安価な鶏肉が12月に台湾に1万トン輸入される見通しとなり、養鶏業界への打撃が予想される。19日付経済日報が伝えた。

 今回輸入される鶏肉は、米国がウクライナに輸出したものの返品されたため、アジアに安価で輸出されることになったもので、輸入量は台湾における半月分の需要量に相当する。価格は台湾産鶏肉に比べ40%以上安い1キログラム当たり40~45台湾元(約116~145円)で、養鶏業界は影響を懸念している。

 鶏肉処理大手、興中台の陳敦芳董事長は18日、「景気低迷と消費意欲減退で台湾産鶏肉は既に売れ残りが生じており、在庫圧力が高まっている。米国産鶏肉の輸入で売れ行きはさらに悪化しそうだ」と話した。同社は損失回避のため、養鶏農家にニワトリの飼育数を減らすよう求める一方、買い取り保証価格を引き下げる見通しだ。