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CKYHアライアンス、9隻の運航を停止


ニュース 運輸 作成日:2008年11月19日_記事番号:T00011681

CKYHアライアンス、9隻の運航を停止

 
 陽明海運(ヤンミンライン)が、中遠集装箱運輸(コスコン)、川崎汽船、韓進海運と結成するCKYHアライアンスは18日上海で会議を開き、中国大陸~欧州航路を1航路、5,000TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)クラスのコンテナ船9隻の運航を停止とすることを決定した。アジア~欧州航路で、コスト割れを起こしているコンテナ輸送運賃の引き上げが目的だ。19日付工商時報が報じた。
 
 先週、CKYHアライアンスがアジア航路の縮小を発表したとの報道がなされたが、陽明海運幹部は「あれは韓進海運が間違って発表した誤報で、本当の縮小計画は今回の上海会議で決定したものだ」と話した。同幹部によると、現在CKYHではアジア~欧州航路は7航路を共同運航しており、そのうち蛇口~上海~華北~欧州の航路を12月初めから停止する予定だ。
 
 現在アジア~欧州航路の運賃は、往路で20フィートコンテナ1個当たり800~900米ドルで、コストを300~400米ドル下回っているという。復路も赤字で、5,000TEUクラスのコンテナ船が1往復(約60日)すると150万~200万米ドルの損失が発生するという。